焦らない。出来ることからやってみる。

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10年間のブランクを取り返す

 

10年間のブランクは大きかったのか・・・・。
パソコンの前で、ふと振り返ることがある。

 

私が仕事をしようとしている業界のスピードはマッハのごとくすっ飛ばしているから、ちょっと休めば浦島太郎。

 

ちょうど、次男が生まれ、仕事のスピードを落とし始めたころ、iphoneが登場した。そこを起点にWeb制作の現場も大きな新しい流れを作り始めている。

 

ぽっかりと、その部分の知識、技術に穴が空いてしまった。

今、パソコンの前でこの10年間のWeb制作の技術をキャッチアップしようと必死な私がいる。

FacebookTwitterInstagramPinterestTumblrSNSの進化がそれに追い打ちをかける。

 

子どもを育てている時は、あえてパソコンの前から離れた。いったんパソコンの前に座ってしまうと1時間、2時間。時間はあっという間に過ぎて行く。

 

スマホも持たなかった。必要なかったのが一番の大きな理由。情報検索はパソコンで十分。呟くこともなければ、繋がる相手も必要なかった。

 

主婦にとってインターネットは毒。主婦の孤独とインターネットはがっちりと呼応する。

 

「みんな何を呟いてるんだろう~。」
「お友達いっぱいって、そんなに繋がっちゃうのも怖いな~」

 

そんなフツーの主婦に戻っていた私にとって、この業界のスピードに戻るのは至難の業。

 

が、しかし。この10年のブランクを後悔するかと聞かれれば、はっきりと「NO」と答える。

 

私にとってこの10年間は毎日がディズニーランドにいるような夢の時間だったから。

 

子育てはもちろん大変。
でも、それを上回る「幸せの時間」。

 

仕事の技術なんて、今からいくらでも取り返すことができる。私の頑張り次第。
でも、生まれてきた子どもたちとの10年は取り返すことができない。
私と子どもたちにしか共有できな宝物の時間。

 

だから、後悔なんて100%しないで、毎日パソコンにかじりつき、必死になっているのだ。

 

今、子どもたちと私は次のステージに上がった。

 

必死に働く姿を子どもたちに見せよう。
一生懸命頑張ることで得られる達成感。分らなかったことが、分るようになる喜び。
増えていく知識で広がる世界。出来なかったことが出来るようになり持てる自信。

身をもって子どもたちに話してあげることができるから。

 

10年という時間。長かったかのか、短かったか。
感じる速度、濃度は人それぞれ。
この次の10年のために、密度濃く、ぎっちりと沢山のものを詰め込もう。

 

私は私らしく仕事をする。
焦らず、諦めず。
今、自分に言い聞かせている言葉。