夢の教室で"夢を諦めない"大切さを知る

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FC相模原の選手がやってきた

今日は小学5年生の長男のクラスに”夢の教室”がやってきた。地元サッカークラブチームの選手が子どもたちに”夢”についての授業をしてくださった。

 

講師としていらしてくださったのは、地元SC相模原の寺田 洋介選手と安藝 正俊選手。素敵な若者だ。憧れの選手がやって来たとあって、子どもたちの聞く姿勢も真剣、じっと選手を見つめてる。

 

「大切なことは3つ」

1.よく寝て、よく食べること。ちゃんと勉強して、たくさん遊ぶ。毎日の何気ない生活一つ一つも大切に、よく考えて過ごすようにすること。

2.夢を持ち続けること。夢へ続く道は人それぞれ。でも諦めずにその夢を追い続けることが大切。

3.周りの人を大切に、感謝すること。お父さん、お母さん、お友達、チームメイト、先生。みんな君たちの見方で、苦しい時に助けてくれる仲間。

 

そんなことを子どもたちに伝えてくれた。

 

お二方の選手がどうやってサッカー選手になるという夢を実現されたか。子どもの頃からのサッカーとの関わり方。中学校、高校、大学。サッカー選手になるためにどのような選択をしてきたか。簡単な生い立ちをお話してくれた。

 

寺田選手は、一度は教鞭にたち、社会人チームで練習を続け、夢が諦められずに長野、琉球のチームを渡り、相模原に巡り合った。


安藝選手は高校、大学とずっと選手になる夢を追い続け、その中での人との出会いが今のチームにつなげてくれたとのこと。

 

諦めないこと、周りの環境に感謝し、人を大切にすること。お二人とも学校の先生の免許を持つ。勉強も頑張ったのだ。そうやって、堅実にコツコツと自分の夢実現への道を探りながら歩んできた、その道の延長線上に今の位置があるのだろう。

 

幼稚園の頃から「将来の夢はサッカー選手になること」と、言っている長男はどんな気持ちで選手の話を聞いたのだろう。

 

まだ見ぬ長男の将来の姿が、前で話す二人の姿に重なり、なんだかよくわからないけど、涙が出た。夢を諦めず、追い続けるって…きっと8割がつらくて大変なことで、一つ一つの選択は容易ではなかっただろう。でもそれを乗り越え、自分で道を切り開いてきた方のお話はココロを打つものがある。一言の重み。夢の重み。

 

まだ相模原はJ3というカテゴリ。J1までの道のりは険しい。選手も仕事をしながら選手生活を続けている方が半分。厳しい世界だ。彼らはまだまだ夢の途中。

きっとこれから、長男も沢山の人に出会い、たくさんの事を経験し、ココロを震わすことだろう。何がどう彼の中で化学反応を起こし、彼を人として作りあげていくのかはわからない。

でも、親として、一つだけ伝えたい。
「今、君が持っている夢を持ち続けてほしい」
それが、一番君がやりたくて、好きで、あっていることだと。


母は思う。何も知らない子どもの頃に出会い、夢中になったものがやっぱり年をとっても最後の一つに残るんだと。それが追い求められる人生は素晴らしい。

東大に入るより難しい夢を見てしまった息子へ。母から贈る言葉