「人を成長させるのは子供じゃなく・・・」の言葉が心に引っかかった

若輩者ですが・・・。

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「日経ウーマンオンライン」より林真理子さんが語る『マイストーリー 私の物語』 執筆秘話(2)
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/trend/20150925/214272/?n_cid=nbpwol_else

 

子育てを優先してきた私にとってドキッとする言葉を見つけてしまったから読むしかない。


林真理子さんの言葉だ。

私は林真理子さんが好きだ。
申し訳ないが、著書をすべて読んだわけではない。

(スミマセン、これから読みます。)

でも所々で拝読するコラム、インタビュー記事など、全てに頷き、そうだそうだと思ってしまう。

 

で、この一言。
「人を成長させるのは子供じゃなく、仕事です」

インタビューで言い切る林様。

その通り。

 

でも、「子育て」もやっぱり人間を成長させてくれるものと、私は信じたい。

 

事実、私はすごく成長したと思う。
子育てを経験した今のほうが、自分のことが好きだ。
それだけは、迷いなく断言できる。

 

毎日鏡に向かう自分の顔を確認する。
歳はとった。でも20代よりずっと優しい笑顔で笑うことができるようになったと思っている。
しわが増えて、目じりが垂れ・・・歳をとったからではない・・・。と、思いたい。

 

子どもを通して経験する社会のいろいろが私を成長させてくれた。

幼稚園、小学校、地域のお母さん同士のコミュニティ。いわゆる「ママ友」との交流。
失敗もした。苦い経験もした。素敵なママにも出会った。大人の女性の対応も見た。

 

「ママ友」というと、社会でバリバリに仕事をしている女性からみれば入りたくないグループの一つだろう。「公園デビュー」に「PTA」その後に続く「自治会」。

 

今までの社会生活の中で、出会わなかった考え方をする人たちとの出会い。
「そういう考え方もあるんだ・・・」「そんなふうに思うんだ・・・」
いろいろな考え方、生き方をする人たちが共存して学校、地域、社会が存在する。

 

そして、会社や仕事と同じように「関わらないで生きていく」ことはできないのである。

うまい距離を取りながら、互いの意見を尊重し、気持ちよく過ごしていく方法。

 

子育ては子どもと自分だけではない。その先には必ず地域、社会へと繋がっていく。

だからやっぱり、子育てを通して経験することも「人を成長させてくれる」のだと。
私は確信をもって言う。

 

人の人生、「仕事」だけではありません。
そこには「人を育てる」経験や、「地域の人たちとの関わり」そして「自らが求めるグループへの参加」等、色々なことをひっくるめて人は生きているのです。

 

だから、どれも構えないで参加してみるのがいいと思います。
全てはやっぱり自分次第。自分次第で成長できるところは違うのです。

 

と、林真理子さん。

若輩者が物申してスミマセン。

 

でも、後半で林真理子さんは語っています。
「仕事をしている女性こそ、お子さんを産んでほしいというのが私の願いです。」
「大丈夫、仕事がちゃんとできている人は、子育てもちゃんとクリアできると思いますよ。」

 

同感です。きっとそいうことなのでしょう。
仕事ができる人はちゃんとママ友とだって、上手くやっていけるのです。
そういうこと。

 

沢山読書をして、書いて、林真理子さんのような女性になりたいと思います。

 


『マイストーリー 私の物語』
林真理子
朝日新聞出版


『野心のすすめ』
林真理子
講談社現代新書